配達あかずきん
配達あかずきん
成風堂書店 事件メモ
日常の謎解き
人が死んだり殺されたりしないミステリー
駅ビルの6階にある書店 成風堂
しっかりものの書店員 杏子と
カンの鋭いバイトの多絵が
様々な謎にとりくむ
*・゜゚・*:.。..。.:*・*・゜゚・*:.。..。.:*・
舞台が書店っていうだけで
もうワクワク感満載
6編の短編です
どれも成風堂を舞台にスタッフやお客さん、まわりのお店をまきこみながらストーリーが進みます
ひとつめの「パンダはささやく」
これは頭がまわる書店員さんなら気づくかも…
ふたつめの「標野にて君が袖振る」では
光源氏がモチーフになってる感じ
これだけでひとつの長編ができそう
登場する人みんなが切なくて…でも今が幸せで…
「茜さす 紫野ゆき標野ゆき
野守は見ずや 君が袖振る」
これの返歌として高校生の男の子がおくった歌
「会いみての のちのこころにくらぶれば
昔はものを思わざりけり」
キュン…ですね、、、
文学要素あり謎解きありで 楽しく読めました
成風堂書店事件メモ
シリーズ化してるみたいなので
他のも読んでみたいな