表紙の絵が可愛い
雪が積もった建物…寒い場所にあるお店かな…
「あなたの心に流れてる音楽が聴こえるんです」
北の小さな町にあるその店では 風変わりな店主がお客さんのために世界でひとつだけのオルゴールを作ってくれる
7つの心あたたまるお話
お店の店主は訪れる人の心の中に流れるメロディーを聴くことができます…心の声や思いも…かな…
私たちは 見える、聴こえる、手に触れる…そういった事で物事を感じ認識します。
誰もが抱えてる 口に出せない 言葉として音にできない心の中に閉じこめてある不安や悩みや思い…
私は片方の耳が聴こえないので
だからこそ音に敏感だったり逆に鈍感だったり…
この本を読んで 音と向き合う…いや違うな…
心の声に耳を澄まして、耳を傾けてあげたい…
そんな気持ちになりました
7つのお話
どれもよかったけど
耳の聴こえない男の子とお母さんのお話「よりみち」
音楽の夢をあきらめた少女たちの「おそろい」
繊細で耳が良過ぎる女の子の「バイエル」
が特によかったです
「よりみち」ではお母さんの心の描写に
思わず涙が…
そして ひとつオルゴールが欲しくなりました