寧々の本棚〜ねこのしっぽ*うさぎの耳〜

おうちでのんびりゆるっとブックカフェ

こんな肌寒い雨の日は…

こんな肌寒い雨の日は ちょっと大きめのブランケットを引っ張り出してきて ホットのカフェラテをつくって ちょうど 図書館で借りた ゴフスタインの『ねむたいひとたち』を読もう ナイトキャップをかぶった小人の家族 眠れる場所さえあればどこでも寝ちゃう眠…

きみの隣で

〜東京23区に住んでるあたしたちじゃなくて なんで森に住んでる早川が東京の歯科医師と出会うわけ?〜 このセリフ 爆笑しました 『週末、森で』のその後 なんと森の近くで暮らしてる早川さんに家族が… 早川さんの家族と、せっちゃんマユミちゃん 早川さんの…

院内カフェ

『院内カフェ』 大きな総合病院の中にあるカフェが舞台 そこには外来患者、入院患者やその家族 病院職員、ドクター… 様々な人がやってくる 今回登場する人みんなが それぞれ心の中に 何かしら葛藤があり、悩み気づき気づかされ たどりついた答え… ちょうど先…

ハイ、こちらぬいぐるみ病院です

『ハイ、こちらぬいぐるみ病院です』 登場人物全部がぬいぐるみの フォト絵本 お医者さんもナースも そしてもちろん患者さんも… ここはケガをしたり痩せてしまったぬいぐるみがやってくる病院 最初はみんな不安でいっぱいだけど 優しいお医者さんやナース そ…

文通…なんて素敵なことば

文通小説 一応 これ 児童書です 便箋のような表紙 表紙のカバーを外しても素敵 「あたし もうすぐ引っ越すんだ」 親友の引っ越しをきっかけに始まった文通. 主人公ちさとの一人称で描かれる 引っ越した貴緒との遠距離恋愛ならぬ遠距離友情… 中学3年の思春期…

ほうかご探偵隊

『ほうかご探偵隊』 倉知淳 舞台は5年3組 このクラスで起きている不可解で不可思議な 連続消失事件 もともとミステリー小説好きの僕(藤原高時)と龍之介 ふたりで調査と探偵活動を始める そこへふたりの女子が加わって… 人が死んだり殺されたりしないミステ…

読んで食べて寝て読んで終わる休日

ゴールデンウィーク 読んで食べて寝て読んで終わりました グルメ系コージーミステリー 卵料理のカフェシリーズ1〜3 あつあつ卵の不吉な火曜日 チェリーパイの困った届け先 ほかほかパンプキンとあぶない読書会 小さな田舎町にアンティーク調のカフェが開店 …

ありえないほどうるさいオルゴール店

表紙の絵が可愛い 雪が積もった建物…寒い場所にあるお店かな… 「あなたの心に流れてる音楽が聴こえるんです」 北の小さな町にあるその店では 風変わりな店主がお客さんのために世界でひとつだけのオルゴールを作ってくれる 7つの心あたたまるお話 お店の店主…

あしたもまた手をつないでね

『あしたもまた手をつないでね』 恋する女の子へおくる小さな物語と27通の手紙 この本…いいです 女の子が大きめの大人の服を着て 女の子だけ写真であとの背景や男の子は可愛いイラストで描かれてます 恋をしてる女の子もそうじゃない子も 全女性にプレゼント…

週末、森で

『週末、森で』 益田ミリ 翻訳家の早川さん、経理ひとすじ14年のマユミちゃん、旅行代理店勤務のせっちゃん 3人が森の中でウサギと一緒にいるゆる〜い絵の表紙 4コマ漫画形式でスラスラ読めるけど その中身は名言の宝庫 早川さん ある日 そうだ田舎で暮らそ…

変わっていく世界の中であなたがずっとシアワセでありますように

『もぐの夜』 表紙が可愛い この世界のどこかに住む妖精 「もぐ」 へんてこで でも可愛くて優しくてちょっぴり懐かしいものを作って売ってるハンドメイド作家さん もぐと もとぬいぐるみのぷうちゃんとぺろぽんの 優しい物語 とにかく可愛い もぐの仕事部屋…

うさぎになった日

『うさぎになった日』 村中季衣 しらとあきこ 仕事の休憩中に近くの図書館でみつけて借りました 表紙の絵もそうだけど ページをめくるとそこには温かさにあふれ 優しさが詰まった絵がたくさん… 4つの小さなお話と3つの詩も素敵 恥ずかしがりやの女の子、過ち…

パリのキッチンで四角いバゲットを焼きながら

パリのキッチンで四角いバゲットを焼きながら 中島たい子 表紙とタイトルがオシャレ この作家さん 以前「漢方小説」を読みました 今回は中島さんがパリの叔母ロザリーヌさんの家に居候した時の様子を書いたエッセイ まず フランス人って服を10着しか持ってな…

全イエガスキーが待ちわびた1冊

全イエガスキーが待ちわびた1冊 『家が好きな人』 この本のタイトルを見かけた時 「ん?呼んだ?」って思うくらい イエガスキーな私 帯には堂々と「自分の家が一番好き」…と 今日も今日という日が紡がれる。楽しかった日も そうじゃない日も いつでもここは…

これは絶対 冬に読みたいやつ

『絵描きの植田さん』 いしいしんじ 植田真 真っ白な表紙に何色かの絵の具 手描きのタイトルの文字 とっても静けさを感じる表紙 物語は悲しくて辛い場面から始まります。 不慮の事故で聴覚と恋人を失ってしまう植田さん 画材一式と少しの着替えを持って都会…

春の終わりに『はるになると』

実は 春は好きじゃない 何か新しいことが始まるのって結構しんどい ↑(心の声) 可愛いイラストと はるのことば はるがたくさんつまった本 訳者の小川糸さんが 〜春はとてもすてきな季節〜中略〜生きていくことも 同じかもしれません。たとえどんなにつらい…

読むと誰かに話したくなるミステリー

休みの日に 家から一歩も出ずに 1日かけて読みました あまりにも有名すぎて 今さらですが 『十角館の殺人』 綾辻行人さん 読んだら絶対に誰かに話したくなるミステリー (個人的に) 十角形の奇妙な館が建つ孤島へ 大学のミス研のメンバー7人で訪れる 十角館…

卵と小麦粉それからマドレーヌ

タイトルが気になって購入 表紙も可愛い 児童書の分類になるのかなぁ… 中学校に入学したばかりの菜穂は 「もう子どもじゃないって思ったときっていつだった?」と話しかけてきた亜矢と仲良くなる …ところからお話が始まります さらに 菜穂が13歳の誕生日を迎…

あなたと食べたフィナンシェ

仕事の休憩時間に行った職場近くの図書館 まだできたばかりで 綺麗で本のディスプレイの仕方もオシャレ… 居心地もよく 仕事が休みの日でも通ってしまう お気に入りの空間… 加藤千恵さんの 『あなたと食べたフィナンシェ』 ほんとはこの作家さんの別の本を探…

天使のみつけかた

天使のみつけかた 目に見えないけど あるもの… 声だったり、いろんな気もち ため息、夢やときめき 心の中のもうひとりの自分 誰にも言わないヒミツ… 出会い、お別れ… 毎日起こる何か その何かが全て天使のしわざだと思えたら… 世界が変わる気がする いいこと…

ヴァンゴッホカフェ

「ヴァンゴッホカフェ」 児童書の括りになってます まず…表紙がオシャレ そしてタイトル カンザス州のフラワーズの町 そこはもと劇場だった建物の片隅にある 「ヴァンゴッホカフェ」 このカフェにやってるのは若い父親マークとその娘のクララ お客は町の常連…

台所のラジオ

『台所のラジオ』 吉田篤弘 全部で12編の物語 登場人物は何かしらの悩みや思いを抱えて 何かがひっかかってる日々… それが日常の普段の中にある物によって 気づきほぐされていくストーリー その普段の中にあるものは人によって ソースの味だったり、ラジオか…

本バスめぐりん

刺繍で木や花やマンションや団地… その中の道を走ってるバスが描かれた表紙が可愛い 本バスめぐりんfeat.フルーツwithアップルティー 公営の移動図書館を舞台に地域の高齢化や地方の過疎化等の問題を取り入れながら話が進みます 1話完結で5つの短編 話は登場…

ボールのようなことば

ボールのようなことば 糸井重里さんが「比較的若い世代」へ届けたいとうまれた ことばの結晶… これね… 私は「比較的若い世代」ではないけれど充分楽しめたし、なんなら最近いつもバックに入ってる これは文庫本だけど表紙もかなり素敵 他人を責めるわけでも…

おしゃべりな部屋

くすみミントのような色のチェックの可愛い表紙 川村元気さん 近藤麻理恵さん… 片付けがお仕事の近藤麻理恵さんが実際に経験した事を川村元気さんが小説にしました。 中には絵本作家の大桃洋祐さんのイラスト入り 部屋や家の片付けを仕事にしている 物の声が…

パパの電話を待ちながら

『パパの電話を待ちながら』 ジャンニロダーリさん イタリアを代表する児童文学作家さん 表紙は子どもが描いたようなポップでユーモラスで愉快でミステリアスで楽しい絵 パパは毎日仕事で忙しく、1週間のうち6日は仕事であちこち飛びまわってます。 そんなパ…

夜は待っている

…はぁ… どうして人は「悪い所」はみえるのに 「いい所」は探さないとみつからないんだろう… 今回は 『夜は待っている』 糸井重里さん 糸井さんがウェブサイトに寄せた1年間分の原稿と 1年間のツイートの中から心に残ることばだけを 抜粋して本にする 「小さ…

人生最後のご馳走

ため息ひとつで幸せもひとつ逃げるって誰かが言ってたけど… ため息まで我慢したら窒息してしまうんだが、、、 さて 今回の本はこちら 『人生最後のご馳走』 淀川キリスト教病院のホスピス病棟 この病院では週に一度 好きな物、食べたい物をリクエストできる …

春のオルガン

春休みのお話なので、春休み中にアップしたかったけど… 間に合わなかった… 子どもの頃…特に小学校高学年から中学校のあたり… 家族じゃない大人、父親、母親以外の大人に 何かを話したくなる… そんなことありませんでしたか? …わたし これめっちゃわかる… ……

わたしのぬいぐるみさん

突然ですが… ぬいぐるみ 好きですか? 私は好きです、自分で作ったりもします。 今回はそんな ぬいぐるみを命の存在として愛してやまない人たちのお話を実際に作者の 「こやまこいこ」さんが取材をされて、想像をふくらませて描かれた14のお話がつまった本 …