寧々の本棚〜ねこのしっぽ*うさぎの耳〜

おうちでのんびりゆるっとブックカフェ

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

変わっていく世界の中であなたがずっとシアワセでありますように

『もぐの夜』 表紙が可愛い この世界のどこかに住む妖精 「もぐ」 へんてこで でも可愛くて優しくてちょっぴり懐かしいものを作って売ってるハンドメイド作家さん もぐと もとぬいぐるみのぷうちゃんとぺろぽんの 優しい物語 とにかく可愛い もぐの仕事部屋…

うさぎになった日

『うさぎになった日』 村中季衣 しらとあきこ 仕事の休憩中に近くの図書館でみつけて借りました 表紙の絵もそうだけど ページをめくるとそこには温かさにあふれ 優しさが詰まった絵がたくさん… 4つの小さなお話と3つの詩も素敵 恥ずかしがりやの女の子、過ち…

パリのキッチンで四角いバゲットを焼きながら

パリのキッチンで四角いバゲットを焼きながら 中島たい子 表紙とタイトルがオシャレ この作家さん 以前「漢方小説」を読みました 今回は中島さんがパリの叔母ロザリーヌさんの家に居候した時の様子を書いたエッセイ まず フランス人って服を10着しか持ってな…

全イエガスキーが待ちわびた1冊

全イエガスキーが待ちわびた1冊 『家が好きな人』 この本のタイトルを見かけた時 「ん?呼んだ?」って思うくらい イエガスキーな私 帯には堂々と「自分の家が一番好き」…と 今日も今日という日が紡がれる。楽しかった日も そうじゃない日も いつでもここは…

これは絶対 冬に読みたいやつ

『絵描きの植田さん』 いしいしんじ 植田真 真っ白な表紙に何色かの絵の具 手描きのタイトルの文字 とっても静けさを感じる表紙 物語は悲しくて辛い場面から始まります。 不慮の事故で聴覚と恋人を失ってしまう植田さん 画材一式と少しの着替えを持って都会…

春の終わりに『はるになると』

実は 春は好きじゃない 何か新しいことが始まるのって結構しんどい ↑(心の声) 可愛いイラストと はるのことば はるがたくさんつまった本 訳者の小川糸さんが 〜春はとてもすてきな季節〜中略〜生きていくことも 同じかもしれません。たとえどんなにつらい…

読むと誰かに話したくなるミステリー

休みの日に 家から一歩も出ずに 1日かけて読みました あまりにも有名すぎて 今さらですが 『十角館の殺人』 綾辻行人さん 読んだら絶対に誰かに話したくなるミステリー (個人的に) 十角形の奇妙な館が建つ孤島へ 大学のミス研のメンバー7人で訪れる 十角館…

卵と小麦粉それからマドレーヌ

タイトルが気になって購入 表紙も可愛い 児童書の分類になるのかなぁ… 中学校に入学したばかりの菜穂は 「もう子どもじゃないって思ったときっていつだった?」と話しかけてきた亜矢と仲良くなる …ところからお話が始まります さらに 菜穂が13歳の誕生日を迎…

あなたと食べたフィナンシェ

仕事の休憩時間に行った職場近くの図書館 まだできたばかりで 綺麗で本のディスプレイの仕方もオシャレ… 居心地もよく 仕事が休みの日でも通ってしまう お気に入りの空間… 加藤千恵さんの 『あなたと食べたフィナンシェ』 ほんとはこの作家さんの別の本を探…

天使のみつけかた

天使のみつけかた 目に見えないけど あるもの… 声だったり、いろんな気もち ため息、夢やときめき 心の中のもうひとりの自分 誰にも言わないヒミツ… 出会い、お別れ… 毎日起こる何か その何かが全て天使のしわざだと思えたら… 世界が変わる気がする いいこと…

ヴァンゴッホカフェ

「ヴァンゴッホカフェ」 児童書の括りになってます まず…表紙がオシャレ そしてタイトル カンザス州のフラワーズの町 そこはもと劇場だった建物の片隅にある 「ヴァンゴッホカフェ」 このカフェにやってるのは若い父親マークとその娘のクララ お客は町の常連…

台所のラジオ

『台所のラジオ』 吉田篤弘 全部で12編の物語 登場人物は何かしらの悩みや思いを抱えて 何かがひっかかってる日々… それが日常の普段の中にある物によって 気づきほぐされていくストーリー その普段の中にあるものは人によって ソースの味だったり、ラジオか…

本バスめぐりん

刺繍で木や花やマンションや団地… その中の道を走ってるバスが描かれた表紙が可愛い 本バスめぐりんfeat.フルーツwithアップルティー 公営の移動図書館を舞台に地域の高齢化や地方の過疎化等の問題を取り入れながら話が進みます 1話完結で5つの短編 話は登場…

ボールのようなことば

ボールのようなことば 糸井重里さんが「比較的若い世代」へ届けたいとうまれた ことばの結晶… これね… 私は「比較的若い世代」ではないけれど充分楽しめたし、なんなら最近いつもバックに入ってる これは文庫本だけど表紙もかなり素敵 他人を責めるわけでも…

おしゃべりな部屋

くすみミントのような色のチェックの可愛い表紙 川村元気さん 近藤麻理恵さん… 片付けがお仕事の近藤麻理恵さんが実際に経験した事を川村元気さんが小説にしました。 中には絵本作家の大桃洋祐さんのイラスト入り 部屋や家の片付けを仕事にしている 物の声が…

パパの電話を待ちながら

『パパの電話を待ちながら』 ジャンニロダーリさん イタリアを代表する児童文学作家さん 表紙は子どもが描いたようなポップでユーモラスで愉快でミステリアスで楽しい絵 パパは毎日仕事で忙しく、1週間のうち6日は仕事であちこち飛びまわってます。 そんなパ…

夜は待っている

…はぁ… どうして人は「悪い所」はみえるのに 「いい所」は探さないとみつからないんだろう… 今回は 『夜は待っている』 糸井重里さん 糸井さんがウェブサイトに寄せた1年間分の原稿と 1年間のツイートの中から心に残ることばだけを 抜粋して本にする 「小さ…

人生最後のご馳走

ため息ひとつで幸せもひとつ逃げるって誰かが言ってたけど… ため息まで我慢したら窒息してしまうんだが、、、 さて 今回の本はこちら 『人生最後のご馳走』 淀川キリスト教病院のホスピス病棟 この病院では週に一度 好きな物、食べたい物をリクエストできる …

春のオルガン

春休みのお話なので、春休み中にアップしたかったけど… 間に合わなかった… 子どもの頃…特に小学校高学年から中学校のあたり… 家族じゃない大人、父親、母親以外の大人に 何かを話したくなる… そんなことありませんでしたか? …わたし これめっちゃわかる… ……

わたしのぬいぐるみさん

突然ですが… ぬいぐるみ 好きですか? 私は好きです、自分で作ったりもします。 今回はそんな ぬいぐるみを命の存在として愛してやまない人たちのお話を実際に作者の 「こやまこいこ」さんが取材をされて、想像をふくらませて描かれた14のお話がつまった本 …

子どもの頃に読んだ本って覚えてますか?『小公女たちのしあわせレシピ』

子どもの頃に読んだ本って覚えてますか? 私は母親が本好きだったこともあって 小さい頃から家には本がたくさんありました。 暇さえあれば本を読んでいたような… 小公女、あしながおじさん、赤毛のアン、秘密の花園 このあたりの名作は殆ど読みました。 今回…

咲ク・ララ・ファミリア

今年1月1日 あんなに酷いことをした自然が 今 桜を咲かせて人を喜ばせてる… …自然ってなんだろう…怖いね 人間の力なんかじゃどうにもできないんだね… 今回の本は 『咲ク・ララ・ファミリア』 これね…完全にタイトル買い… 本を選ぶ時 基準は自分の『好き』が…

会えなくなった人に伝えたい想いをもってる人は「どなたでもいらしてください」

日本をはじめとする世界中のあちこちで 自然災害が起きています。 先日も台湾で地震が… 『かぜのでんわ』 あの日をさかいに突然会えなくなった人や動物 せめて最後にひと言伝えたかったことば… もしも電話をかけるような想いを伝える空間があったら… 東日本…

今がまさに旬  『花屋さんが言うことには』

一日中降り続く雨 四月だけどなかなか肌寒い日 こんな日は あったかい黒豆茶とほっかほかの焼き芋 昼寝中の猫を起こさないように ひっそりこっそり読書タイム 読書タイムのおやつが焼き芋ってどうよ… 雨音が絶妙なBGMになってあっという間に読み終わりました…