本バスめぐりん
刺繍で木や花やマンションや団地…
その中の道を走ってるバスが描かれた表紙が可愛い
本バスめぐりんfeat.フルーツwithアップルティー
公営の移動図書館を舞台に地域の高齢化や地方の過疎化等の問題を取り入れながら話が進みます
1話完結で5つの短編
話は登場人物も含め人情味あふれる話でまたある意味お仕事小説でもありちょっぴり謎解き要素も…
社会の問題をさり気なく取り入れながら、そこに住む人たちの人間模様を丁寧に描いてありドラマを観ているようでした
*「人生と同じように住宅地も晩年を迎えるのか…」
…と運転手さんがわびしく思う場面は考えさせられました。
*「これを私より先に借りた人はどこがおもしろかったのかな…とか あそこでビックリしたのかな…とか
本を読んでる時はもちろん、本を閉じていても誰かと繋がってるようで」
…ひとり暮らしのおばあちゃんのことばとか
移動図書館へ本を借りに来る人の事情や背景も含め楽しく読めました。
うちのまわりにもこんな移動図書館が来たら
間違いなく常連になるな…
映像化希望の小説です