くすみミントのような色のチェックの可愛い表紙
片付けがお仕事の近藤麻理恵さんが実際に経験した事を川村元気さんが小説にしました。
中には絵本作家の大桃洋祐さんのイラスト入り
部屋や家の片付けを仕事にしている 物の声が聴こえてしまう主人公のミコ
7人の依頼人のケースを描いた短編集
ただの片付けだけじゃなく 片付けの背景にある人間関係や家族関係や家族形態
部屋もリビングだったりキッチンだったり書斎や子ども部屋、時にはクローゼットも…
様々な人間模様やなぜその部屋なのか…ということも丁寧に描かれていておもしろかったです。
「なぜ その服を買ったのか」←あるある
「そしてなぜそれを着なくなったのか」←もっとあるある
引越しを考えて日々片付けに頭を悩ませてる私…
この本を読んだら私も片付けでひとつの物語ができるかも…と思ってしまった
ちょっとチャレンジしてみよう
「うたう書斎」にでてきた床の上に積まれたままの本が歌うラップ
♬お前らはまだ本棚で役得! 俺はずっと床に置かれて孤独! いつまで続くこの積ん読!
思わず吹き出して 自分の机の上に積んである本に
「もうすぐ読むからね」って一応声をかけてみた