『パパの電話を待ちながら』
ジャンニロダーリさん
イタリアを代表する児童文学作家さん
表紙は子どもが描いたようなポップでユーモラスで愉快でミステリアスで楽しい絵
パパは毎日仕事で忙しく、1週間のうち6日は仕事であちこち飛びまわってます。
そんなパパに娘が毎日寝る前にお話して…とお願いします。
パパはそれから毎日9時になると何処にいても娘に電話をかけてお話をしてあげます。
この本は読み聞かせにピッタリ…
読み聞かせっていうか
「何かお話して〜」って言われた時に
本も何もみないでチャチャっとお話してあげる感じ
ひとつひとつが短くて なんでもあり
鼻が突然逃げ出したり、小指サイズのおてんばな女の子の話だったり、雑誌からネズミが飛びだしたり…
大人がもつ常識なんて吹っ飛んでしまいそう…
これは読みながら
「あ〜…ここは子どもたちゲラゲラ笑うだろうな」
…って何度思ったことか…
ほんとにパパがその場で即興で作ったようなお話ばかり…
虹を作る機械があってもいいじゃん
おじいさんから借りたステッキが馬に変わってもいいじゃない…
楽しくてシュールでちょっぴり深い話も…
私も「何かお話して〜」って言われた時に
こんなふうにお話ができるようになれたらいいなぁ
これ お話を聞かせた後に 子どもたちに絵を描かせてみてもおもしろいかも…
子どもたちの無限の想像力できっとスゴく素敵な絵ができあがるよ