寧々の本棚〜ねこのしっぽ*うさぎの耳〜

おうちでのんびりゆるっとブックカフェ

夜更けのひとり読書会

 

 

『晴れた日は図書館へ行こう』

 

 

タイトルに「図書館」とついたら

読まずにはいられない…

 

  本が好きな小学5年生のしおり(わたし)には

憧れのいとこ美弥子さんが司書をしている

市立図書館へ通うという日課がある

 

その図書館で日々 本にまつわる

ちょっと変わった ちょっと不思議な出来事に

美弥子さんとクラスメイトたちと共にまきこまれていく…

 

 

 

 

主人公が小学5年生だから それくらいの年齢から

楽しめます

児童書といえば そうかな…

大人はもはや本好きな人しか読まないかも…

 

春休みから初夏 夏休み、秋にかけてのお話

今どきの5年生ってこんなにしっかりしてるんだね

 

図書館の裏事情や仕事、図書館あるあるなんかもよくわかります

 

あと図書館に限らずだけど

公共の場を利用する親子で こういう人たちいるよね…とか

 

図書館でのルールやマナーもさり気なく書かれてます

ひとつの話も長くなく読みやすく

常識的過ぎてうっかり通り過ぎてしまいそうだけど

話の内容は結構深いことが書かれてます

 

また ことばの大切さもわかる

特に5章ででてきた

「ことばはわたしたちの剣であり盾であり〜」

の一節

そして この一節を書いた作者が言った

 

「言葉は便利で不便なもの、何でも伝えることができるし何も伝わらないこともある。理解も誤解も言葉からうまれる」

 

…ということば

 

 

最近 ちょっと「ことば」について思うことや

機会があったので 心にしみました

 

 

本を読むのが好きな人

図書館が好きな人に読んでほしいです